夜鳥通信

会社員、絵描き、占い師、模型師のブログ

白い巨塔

テレビシリーズを見た。

田宮二郎の映画を見て以来。

映画の後の話まであって

主人公が亡くなるところまで描かれている。

小説の続編までか。

田宮二郎の映画版の終わりが

医学界は欲と権威主義にまみれ、対面を保つためには患者の死、ましてや真実の追求など二の次という人間の酷薄さ、医学界の虚しさを訴えたものに思っていた。その続編は因果応報的に主人公に死を与え、勧善懲悪な救いを読者に感じさせたのかもしれないが、

不治の病を抱える主人公に対して大学側の自己本位さを表す描写からは正編の結末以上に医学界、大学の医学界の酷薄さを感じた。

小説は未読だったので読み出した。

山崎豊子の文章は読みやすいなと思う。