「失敗の本質」中公文庫
一昨日の国会中継見てから気持ち悪くなってきた。
部屋にあって目についた本を引き抜いた。
パラパラ眺めて並べてみた。
バイデン政権のコロナ対策および社会復興策と
安倍晋三、菅義偉政権のコロナ対策および社会破壊策を比べると、
国の実力とは危機にこそ現れるのかと感じる。
経済力や科学技術力ではなく、政治指導者層の違いによるのではないかと思う。
「失敗の本質」の頃から変わることなく、
森嶋通夫の警告は聞かれず、
松尾匡の提言も生かされず。
最近のバイデン政権の予定する政策を見てると
世界恐慌後のニューディール政策を想起してしまう。本気で内政を立て直す、その気概を感じる。対中国のきらいはあるにしても。国民が国を構成しているということを、国民に対する敬意を感じる。
ひるがえって本邦。
政権与党も野党も何を考えているのか?
報道機関はテレビに映ることさえそのまま伝えない。
コロナという病気がどのようなものか?
その評価は定められない。
しかし、危険の可能性は否定できないのだから、最大限の対策で臨む必要はあるだろう。
実際、死亡者は10000人を超えた。
これは東日本大震災の死亡者18000人の半分を超えてしまった。
これで止まる訳ではない。
しかしながら、昨年から今まで、対策は中途半端に施行され、撲滅の潮目を見誤ることの繰り返し。
暗澹。