血と砂

ラピュタ阿佐ヶ谷

8月15日 敗戦日

ユーロスペースの「東京裁判」と迷ったが、

そっちは昨年見たのでまた来年。

毎年やるかな？やってほしい映画だな。

実は昨日見ようと思ってたが満席で入れず。

今日は開演の一時間前から並んで入った。

三船敏郎

いやミフネちゃん、最高だね。

カッコいいよ。

団令子もグー。

団令子はクレージーシリーズのイメージが強かったが、

まだまん丸くなる前のほっそり。

美しい。

あの頃の女優は体張ってるよね。

仲代達矢、上手くはないけど歳食ってからの癖のある無名塾演技より

このくらいの硬い感じが見ていて良。

軍人向きの役者だな。

永島敏行につながる系譜か？

団令子とのやりとりから言って

実はゲイの設定なんかなあ。

坂本龍一のヨノイに似てなくもない。

伊藤雄之助、佐藤充、天本英世、名古屋章

の脇も良。

佐藤充は須藤元気に似てみえた。

板前で包丁ぶん回すってのも。

岡本喜八の全てが入った映画との宣伝文句だったが、

音楽、アクション、非合理、反体制、美女

全くそのとおりを堪能の二時間。

「ジャズ大名」までそのままつながる。

お盆にあたり、昨日見た「蟻の兵隊」に続き

自分なりのアジア太平洋戦争に対する慰霊。

よーわからん戦争で

よーわからず殺し合い、

殺されたり、

死なされたりした

兵隊、民間人、日本人、中国人、朝鮮人、

白人、黒人、黄色人種、その他の有色人種

その他の皆に合掌。