渋谷ユーロスペース
長かった。
5時間、何度か気が遠くなった。
天皇の戦争責任を回避させようとするアメリカの主旨描写がメインかな。
連合国側でもアメリカ、ソ連の仲違いが始まり、それが裁判に反映、推移するのがおかしい。
NHKあたりで八月に5回シリーズて流せばよかったのに。
アメリカ政府の茶番に首席判事まで反感持ってたのはおかしい。裁判官としてはまともってことですか。パール判事は日本の戦争責任を否定したのではなく、東京裁判のおかしさ歪さを指摘してたのね。
終盤の東條英機の答弁が聞きどころ。なかなかまともなこと言ってた。
途中で陸軍側の内部告発者として
田中隆吉が証言してる。
「日本軍閥暗闘史」(だったかな?)をだいぶ前に読んでて、ああこの人かと。
この裁判、軍部、政府、皇室は追究されてるけど、財閥(これは財閥解体である程度は解消)、官僚、マスコミの追究が不十分だったのね。
ここにいる人々に関係する人々(見える、見えない人)が、結局今もいろいろうごめいているんだなとあらためて思う。