「魂を撮ろう」石井妙子
ユージーン・スミスとアイリーン・美緒子
と水俣のまつわりについて書かれたものだ。
ユージーンの生き様や作品への取り組み、情念は凄い。
それを凌駕し余り有るのが
水俣病の実態だ。
自分自身熊本県出身だが、
熊本にいた頃は水俣病についてはあまり知らないし関心が無かった。
東京へ出てからの方が関心が高まった。
水俣病には明治以来現代に至るまでの日本の諸問題が全て包含されている。
それは、広島、長崎の被曝も福島原発事故もコロナも全て同じだ。
今も苦しむ水俣病患者の方々に救いを、亡くなった方々のご冥福を祈ります。