夜鳥通信

会社員、絵描き、占い師、模型師のブログ

ユージン曰く

「ジャーナリズムが悪いんじゃない。いいジャーナリズムにするか、悪いジャーナリズムにするかは個人の問題だ」

「客観なんてない。人間は主観でしか物を見られない。だからジャーナリズムが目指すべきことは、客観的であろうとするのではなく、自分の主観に責任を持つことだ。」

「ジャーナリストは裁判官に似ているとユージンは言っていた。裁判官には六法全書があるけれど、自分たちにはない。六法全書にあたるものは自分の中にある誠意や信念、責任感や物の見方。つまりは自分による決断だ。その決断にジャーナリズムは責任を持たなきゃいけない。客観性なんて言葉に逃げたらいけない、という考えだった。」

「魂を撮ろう」石井妙子著より