おおやちき サンリオ 月刊リリカ増刊
先日大学のサークルにて飲んだ際に
先輩を見て、誰かに似てるなあと考えて
思い出したのが、おおやちきの絵だった。
実家にあるはずだが手元ににはない。
アマゾンにあったので購入。
一時はとんでもない値段がついて買うのに躊躇していたが、今回はなんとか買える値段だった。
あらためて中身を見直すに凄い。
よくこんなの描けるな、いや描くなと感嘆する。あの頃の漫画家の画力というか、絵に対する執念というか、アナログの力というか、言い知れないものを覚える。
中学二年だったか、いつも行く本屋に寄ったら1冊だけおいてあった。
中を眺めて値段を見て、980円かと。
散々逡巡してやはり買ったのを思い出す。
なんで描いてるのかずーっと考えて、カラーインキだとわかったが、家の側の文具屋には売ってない。なんとか熊本市内の画材屋に行って実物を見つけた。が、値段を眺めてこれは買えないなと帰った。
しょうがないから透明水彩を使ってできないかと試したりしたが、水彩は一発勝負で難しいと思い至った。永田萌もカラーインキで描いていて、あの色調は今でも頭に残っている。
ああいう描き方で水張したケント紙にクリムトみたいなのを描いてみたいもんだ。