サンディーラム 香港
テレサテン 台湾
サンディー鈴木 日本
アジアの三大歌姫
ミスシルキーヴォイス と呼びたい。
サンディーラムの「破暁」の哀切
「夜来香」の甘やかさ
「時の流れに身をまかせ」のテレサのはかなさ
「ラブスコール」のサンディーの狂おしさ。
よいのです。
これに李香蘭も加えたいところだが、
あえて外しておく。
久しぶりに飲みに出ていつも行くバーに顔だしたら、
昔よく見た踊り子がバーテンダーしてた。
新しい子が入ったと聞いてたが、まさか。
一目見て、すぐわかったが、
知らんふりして飲んだ。
あっちもわかったようだが。
十数年間振りか。
あんまり変わらない気がした。
すこしやせたかな。
ぼんやり眺めてたら、
昔見たステージにかかってた曲など思い出された。
店を出た後、テレサテンを思い出して久しぶりに聴きたくなった。先日見た映画の影響もあるのかな。「優しい共犯者」だったか。
テレサテンの歌う姿を眺めてたら、
戦後の日本の芸能史など思い浮かんできた。
「見るべきことは見つ」平知盛の言葉を念頭に生きて来たつもりだが、すっかり忘れていたことに気付かされ。
自分の頭が錆び付いてる状態だということ、そこから敢えて戻さないようにしていることを改めて思う。しかし、やはりもう一度あの頃の感覚を取り戻すべきかとも、そうなったらあの頃の感覚で生きる生活に耐えられるだろうかと不安も感じ。
人間50年、下天の内をくらぶれば
夢幻の如くなり
もう一度身体を調整することから始めるかとも思う。自分の身体の不調の原因もだいぶ解明されてきたこともあり。
という訳で、
明日は敬愛するテリーギリアムの
「ドンキホーテ」を見に行きたいものだ。