会社の帰りに駅前の道端にバッグが落ちてた。
交番に届けた。
権利を放棄しなかったらどうなるかを知りたくて手続きした。
中身を確認したら、意外に高額な現金と
帯封された百数十枚の商品券があった。
警察官もけっこう驚いていた。
商品券の数から想像して、
会社の経営者か総務か?
明日の年末最終日、
クリスマスプレゼントとして
社員に配るものだったのだろうか?
あるいは、チケット屋?
商品券には包装してあったし
クリスマスプレゼントかな?
初めは警察官は一人だったが、
金額を見た後で他に二人呼び出し、
三人が立会いお互いに確認しだした。
ラインナップは自分にも見せてくれた。
確認と書類作成に一時間ばかりかかった。
終わりに中身の現金や商品券などの金額も記載されたラインナップを記録した書類を控えとしてくれた。
警察官についでに質問した。
「通帳などの場合、その残額や、引き出しの可能性まで教えるか?」
「通帳のラインナップは教えるが、その残額までは述べない。ましてや、その残額が記載額のままかどうかは不明などの意見は内容が不確定なことなので言わない」