夜鳥通信

会社員、絵描き、占い師、模型師のブログ

なんか違う気がする

「意識高い系資本主義が民主主義を滅ぼす

   WOKE CAPITALISM」カール・ローズ

東洋経済

「幕末外交と開国」加藤裕三 講談社学術文庫

 

意識高い系って、体育会系よりはマシにも思うが体育会系というかあれはあれで村社会的というか、全体主義的というか、同調圧力というか肌に合わない。

帯にある、

「なんちゃって企業倫理の化けの皮をはがす

地獄への道は「社会正義」で舗装されてる」なんてナチみたい。「偽装された「新自由主義」の罠」とか言い得て妙。まんまかなと。

勤め先でもここ数年さんざん聞こえるSDGsとかLGBTとか繊細さんとかのダイバシティとかフェアトレードとかオリンピックとか所詮は金儲けの方策の新手のバリエーションにしか聞こえず。自由よりは言いように取り込まれるというか言いくるめられてるというか言いくるめられる楽さに傾きたい自身を許す方便のようでもあり、なんと言ったらいいのか、真綿で首を絞められてるような、病院で薬漬けにされて頭がボケていくような、なんとも気持ち悪い。まだ、なかみは読んでないが、タイトルと帯だけで腹いっぱいな気もする。入手したが、読むのやめとこうかなと気が重い。まあ読めるところまで読んでみよう。

関係無いが、表紙見て直感的に最近見た「ソフトクワイエット」って映画を思い出した。珍しく気持ち悪いという感覚を抱かせてくれた珍しい映画だった。そんな感覚を抱かせた本だ。読んだら全く違ってるかも知れないが。

「幕末外交と開国」

しばらく前に買って置きっぱなしだった。何となく目につき読み出す。

ペリーの来航とか詳しく知らなかったせいもありなかなか興味深い。さっきの意識高い系のような毒気無く軽く読み進められる。ペリーが日本に来た理由にアメリカ海軍の組織存続のためというのも理由の一つとあり、今の軍産複合体のあり方と比べてアメリカってこの頃から変わらないなと思えた。